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「ディグリー・ディスプレイスメント」ドミナントセブンスのルートの読み替え

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 「ディグリー・ディスプレイスメント」を活用して、指に馴染んだメジャースケール(ドレミファソラシド)をどこに配置するか。   V7の種類によって、どの音を「ド」と見なすと機能的にカッコいいか、整理しました。   1. メジャー251の V7 (G7 → Cmaj7)   ここでは「解決先のド(C)」に向かう流れを壊さず、いかに色彩を添えるかがポイントです。   読み替え設定   ターゲット(ドの位置) 出てくる色彩 ニュアンス G = ソ C Major Mixolydian 最も素直。ダイアトニックで安定。 G = ファ D Major Lydian Dominant 洗練・浮遊感 。 ♯ 11 ♯ 11 ♯ 1 1 が入り、都会的で少し外れた響き。 G = ミ Ab Major Altered 緊張・ジャズ 。強烈な b 9 , b 13 b 9 comma b 13 𝑏 9 , 𝑏 1 3 が生じ、解決への期待感が高まる。 2. マイナー251の V7 (G7 → Cm7)   マイナー解決では、解決先(Cm)に含まれる E b cap E b 𝐸 𝑏 や A b cap A b 𝐴 𝑏 との親和性が重要になります。   読み替え設定   ターゲット(ドの位置) 出てくる色彩 ニュアンス G = シ Ab Major Altered 王道 。解決先のマイナーキーの b 3 b 3 𝑏 3 や b 6 b 6 𝑏 6 を網羅するため、極めて自然。 G = ソ C Minor 系 Hmp5th below 哀愁・スパニッシュ 。いわゆる「ミ・ファ・ソラ・シドレミ」の形で、土着的で強い指向性。 3. セカンダリードミナントの V7   行き先が「I(トニック)」ではないドミナントの場合、 「行き先のスケール」をベースに考える のが最もらくちんです。   VI7 (A7 → Dm7など) : A = シ (Bb Majorを弾く) :解決先の D m cap D m 𝐷 𝑚 に自然に繋がるオルタード的な響きになります。 II7 (D7 → G7など) : D = ファ (A Majorを弾く) :リディアン・ドミナントになり、明...